2017年12月9日土曜日

世界から見た日本文学(1)

 文學界11月号(2017年)では、「世界から見た日本文学」 大江健三郎、村上春樹から「越境作家」まで という特集を組んでいて、以下の文が載っている。
1対談「なぜ日本語で書くか」
 リービ英雄(作家、50年生まれ)x温又柔(おん ゆうじゅう)(作家、80年生まれ)
2「「日本語文学」は亡びるか」インタビュー水村美苗(作家、51年生まれ)
3「ヨーロッパの片隅で村上春樹とノーベル賞と世界文学のことを考えた
  ーウクライナ、リヴィウより」沼野充義(東大大学院教授、54年生まれ)
4「村上春樹以後ーアメリカにおける現代日本文学」
  都甲幸治(早大文学学術院教授、69年生まれ)
5「読書の耐えられない軽さーセルビア語、ロシア語、日本語」 
  髙橋ブランカ(作家、70年生まれ)

 読んでから時間が経っているので曖昧になっているが、記憶をたどって全体の印象を書くと、
世界から見られている(世界で読まれている)現代日本の文学作家は、もはや村上春樹だけではないし、
ノーベル賞は世界各地で多く出版されているとか読まれているとかが基準ではなく、
ノーベル賞は単なる世界の一つの文学賞であるにすぎなく、公平に選ばれているわけでもないし、
日本文学は世界の中の文学として独特な文化を表現している部分を含めた地域性も保持しなければならない、
というようなものだったように思う。
 個別タームとしては、多言語、グローバル、地域性、個人のアイデンティティ、女性(ジェンダー)、大きなテーマ、だろうか?

 個別詳細は、次のブログ以降で(除く2及び5)

0 件のコメント:

コメントを投稿