綿矢りさ、金原ひとみの本が同時発売
今日の朝日新聞2面の下部に、”第130回芥川賞 最年少同時受賞から13年 朝日新聞連載 初の同時発売!!”、との宣伝が大きく出されていた。いずれも9月からだったと思うが、12月までの3ヵ月間、漱石の「猫」を含めて三つの連載小説を読んできた。「猫」は別格として、この二つの小説には期待するところがあった。詳細は別に書くとして、綿矢りさの「私をくいとめて」は期待外れ。大江健三郎賞も受賞している作家の作とは思えなかった。金原ひとみの「クラウドガール」は、9月1日から土日も休まず連載が続けられた、まあまあの力作であるが、未だ未だ続くだろう、これからが面白そうだという期待を持った昨年暮れに尻つぼみのように終わりになってしまった。しかし、結構読ませる作品にはなっている。及第点をあげても良いだろう。こちらも詳細は別途投稿したい。
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